四国初!アカハネオンブバッタを発見!~身近に侵入した外来バッタ~

 2020年9月に開催した「自然観察会 虫の時間〜バッタ〜」で見つかった外来種のアカハネオンブバッタ、なんと四国での発見は初めてでした。
  
 オンブバッタは、市街地の公園にもいる身近なバッタ。ところが近年、外来のアカハネオンブバッタが関西を中心に見られるようになっていました。外見はほぼそっくりなので、後ろ翅(うしろばね)の色で見分けます。翅を広げた写真の赤い方がアカハネオンブバッタ、ほぼ無色の方がオンブバッタです。
 
 この件に関して、講師を務めた愛媛大学大学院農学研究科・岡安樹璃也さん、安田昂平さん、農学部附属演習林の濱口正幹さんの3人が共同で論文を発表されています。
  論文は英語ですが、愛媛大学のプレスリリースに日本語の概要が掲載されており、アカハネオンブバッタの写真も載っています。
愛媛大学プレスリリース告知ページ 
プレスリリースPDF
 
 アカハネオンブバッタは、オンブバッタに比べ飛ぶ力が強く、新たな場所に分布を広げる可能性が高いことが知られています。また、オンブバッタと同じ場所にすむので、エサをめぐる競争などが起こり、オンブバッタが減る可能性があります。
 大阪の一部の地域ではアカハネオンブバッタばかりが見られ、オンブバッタの絶滅が心配されているとのこと。松山市の状況も調べ続ける必要があります。 
 オンブバッタは跳ねて逃げ、アカハネオンブバッタは飛んで逃げるそうですから、飛んで逃げるオンブバッタを見つけたら、後ろ翅を広げて確認してみてください。